ふたりよがり

トビラ閉めた胸の奥
ひそひそ光る それは何
突き放したその声が
ちいさく呼ぶ それは誰

謎謎ばかりだ
意地悪な答えばかりなんだ
素直になれず回り道
その途中 やっぱり君がいた

仲間はずれだった
手と手を繋げば
問いと問いが一つの
答えになるでしょう
模範解答がどうして
僕ら否定できるのか
君が全ての言い訳
ふたりよがり

正しくありたい
馴染めない服に着替え 笑うの何故
大人になりたい
掛け違えた夢をちぎる 泣くの何故

謎謎ばかりだ
皆は上手く誤魔化すんだ
真っ直ぐ走れど回り道
だからこそ 出逢えた二人

仲間はずれだった
手と手を縛れば
解と解が一つの花散らすでしょう
結び目はもつれながら
褪せた四季巡れども
互いにマルをつけ合う
ふたりよがり

懲り知らずな二人の
句読点の探り合い
ぼくは なんどもまちがう
きみがすきでした
きみにであえてよかった
なにいわれようと それでも
一人で。をつけたの ひとりよがり

君が僕を特別にしてくれたね
ありがとう
不正解も正解も
価値なき場所で 夢を見た
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