素直になれない人のうた

年を重ねる度に心がかたくなって
素直になれなくなっていく...

結婚して3年 トキメキは減点 恥ずかしくて手も繋げない
あの頃のあたしたちの面影 どこに消えてしまったの?
なんだか最近 正解を探し 絞り出してる言葉ばかり
鏡に写るひきつったままの いつもの下手くそな顔

「やるべき」声の渦の中で願いは聴こえない

年を重ねる度に心がかたくなって 素直になれなくなっていく
なぜだろう こんなはずじゃなかった
恋をしてた記憶も 子どもの頃の夢も 霞んで見えなくなっていく
大人になった証なんでしょうか?

公園のベンチ 片手にコーヒー ため息混じりのルーティーン
あの子の泣き声がする度に泣きたくなったりもした

視線気にせず 空気も読まずにただ叫びたい

時が流れる意味は 学び続けることって誰かが言っていたけれどね
頭の方だけが膨らんだ心の中の空気 流れ込んでたアイも
しぼんで小さくなっていく 大人になんてなりたくなかった

誰かの幸せを願える人に 君の中の痛みを感じれる人に
あの子の持つ思いを受け取れる人に
なるためにはまずあたしがあたしにマルをつけなくちゃ

年を重ねる度に心がかたくなって素直になれなくなっていた
だけどね ゆっくりでもいいんだ 強がることに慣れて 守ることを知っても
それはもう必要ないから 大人にならなくたっていいんだ
あたしはあたしのままでいいんだ
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