よわねゴト

「ほんとバカだよな。」
鏡に向かって呟いた
悔しいほどに
涙でびしょ濡れの顔が映ってた

本当はずっと気づいてた
どうしても無理なこともある
現実との狭間をふらつきながら思ったことは
もう叶わないんだ

嫌だ
僕はまだ嫌だよ
ねえ、何の為に生きてけばいいの?
嫌だ
僕は終わりたくないよ
一度見てしまった光が
僕を苦しめるんだ

根拠ない自信は
時とともに薄れていって
今は残った
1滴すらも何度も無くしてる

わかりたくなかったことも
わかっちゃう瞬間が来て
いちいち本気で傷ついたりして
ただ求めて欲しかった
もう遅いのかな

嫌だ
僕をここにいさせて
簡単に手放せるほどの覚悟じゃなかったから
だから
僕は諦められなかった
1番大事にしていたものだった
誰にも渡せなかった

嫌だ

嫌だ
僕の夢よ叶ってよ
置いてく君に笑顔で「おめでとう」って

もう狂いそうだよ
だから
僕はやるしかないんだ
まだ何もできてない何も見れてないから
迷っても止まっても時間切れでも
それでも
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