恋の穴

汗ばんだ君の横顔は 朝露に濡れた花のよう
伸びた前髪を風が通り抜けた あの時

聞いたことのない音がして 赤い実がパチンと弾けて
眩しい光が心臓のど真ん中 突き刺した

ああまた 落っこちてしまった
この穴は とても深いや

何をしてても 夢の中でも
浮かんでは離れない君の顔
膨らんで行くばかりの妄想を
抱きしめながら 瞳を閉じるの

噂話に耳を立てて そのたびいちいちうなだれて
風邪でもないのに頭が痛くなる つらいね

ああでも 抜け出せないんだ
この穴は やっぱ深いや

何をしてるの 考えてるの
気になって仕方ない君のこと
きっと言えるはずもない言葉を
つぶやきながら 今夜も眠るの

何をしてても 夢の中でも
浮かんでは離れない君の顔
膨らんで行くばかりの妄想を
抱きしめながら 瞳を閉じるの

何をしてるの 考えてるの
気になって仕方ない君のこと
きっと言えるはずもない言葉を
つぶやきながら 今夜も眠るの
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