アルカディア

滲むキラ星
響く靴底のブルース
ついて出る言葉は
放たれて意味へ急ぐ

光るやいなや
消える彗星のコース
満月を射止めて
血にうえた僕は笑う

迫り来るあの明日が
消えてゆく昨日より魅せたら

テンポの乱れた風、風
冬の宇宙も焦がす

指で描いた
回る空っ風のループ
手のひらに浮かべて
息切れた都市に見舞う

背で見るあの明日が
悲しみを彩ってみせたら

永遠と刹那のカフェ・オ・レ
冬の空を満たす

迫り来るあの明日が
消えてゆく昨日より魅せたら

テンポの乱れた風、風
冬の宇宙も焦がす
ほら、もう空が開く
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