素晴らしき世界まで

行方の知らない
風に乗り飛び立った
あの日の匂いが
ふわりと ほのった

笑ってくれるかな
なによりもキミが
素晴らしき世界に
目を細めてる

行方の知らない
風に乗り飛んでいる
あの日の自分と
変わってないのに

笑ってくれるかな
なによりもキミが
素晴らしき世界に
魅入られた今は

限られた折の中
僕の居場所さえ分からないまま
知らぬ間に 消えてくのだろうかって
嘆かなきゃ 嘆かなきゃ
無様な格好でも派手にならなきゃな
こんなにも世界は輝いているから

行方の知らない
風になってみたくて
あの日の自分は
足を動かした

立ち止まる人の群れ
誰もが望んだ者になれない
幸せを掴んで生きるものたち
嘆かなきゃ 嘆かなきゃ
無様な格好でも歩き続けてさ
こんなにも世界は輝いているから

どこまでも どこまでも
想いだけがこの胸に残っている
だから歌うよ せめてこの唄を

限られた 言の葉は
僕の居場所を示して離さない
だからこそ今 素晴らしき世界
キミにすら恋をした音と詩で作るのさ
空漠の世界に溶けていくだけ
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