Inner Shadows

私らしい言葉などとうに
寂しいほどのキスを静かに
その瞳に落ちた陽が走り
ふと目覚めて

すこしくらい戻ればいいのに
秋は不確かにあるいは優しく
君そっくりな蔭を追うクセに

ふとしたら
やがて深く物静かに
うつろぐの
尚その仕草に
ふとしたら

私らしい言葉などとうに
私らしい姿などすでに
君に見せるべきじゃないと知り

ふとしたら
やがて深く物静かに
うつろぐの
尚その仕草に
ふとしたら
吸い込まれるほど尚その仕草に
ふとしたら
×