直感オーバーライト

生まれた場所も話す言葉も最初から決められていて
自分らしさとか知らないよ 知らないよ

手のひらに受け渡された記憶 鎖で繋がれていて
捨てることなんてできないよ できないよ

描かれた輪郭線 刻まれた境界線 決してハミ出しちゃいけない
間違えないように説明書どおり作り上げる

比べ合って解を探したって本当の自分なんて見つからないよ
違っていたっていいんだって誰かの声がした
また繋がった遺伝子受け継いで何回も自分を上書きしてゆくんだ
笑って 泣いて 七変化 感じるままでいい その直感で

この目に映る景色も聞こえてくる音楽も
私の細胞になる 生まれ変わる

手のひらに受け渡された記憶 優しく握りしめた
その矛盾さえも自分なんだ 自分なんだ

お決まりの人生観 錆びついた先入観 重い鎖はずして
0か1じゃない 曖昧でいいんじゃない 答えはないさ

立ち止まって燻っていたって本当の自分なんて見つからないよ
わかった顔で誤魔化して言い訳しないで
まだ知らない自分を知りたくて 頑丈に閉ざされた部屋を飛び出した
走って 転んで 擦り剥いて 痛みを感じて その全身で

探したってどこにもない 体にも記憶にも
生まれては消えてゆく 今 現在 瞬間

探したってどこにもない 体にも記憶にも
生まれては消えてゆく 今 現在 瞬間

比べ合って解を探したって本当の自分なんて見つからないよ
違っていたっていいんだって誰かの声がした
また繋がった遺伝子受け継いで何回も自分を上書きしてゆくんだ
笑って 泣いて 七変化 感じるままでいい その直感で

歩き続けてく この直感で
その直感で その直感で
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