幕切れ

「見えすいた嘘でもいい、楽にしてくれないか」
そういう僕に君は囁いた
「あなたは知りすぎたのよ」

身動きも取れなくなった
もう元には戻れない
目を逸らせる夢の中まで
僕を捕まえるんだろう

ああ 幕が下りた
ついに届かなかった
ああ 幕が下りた
呼吸もままならなかった

光が僕を照らした
骨まで痺れていた
知らない振りをして踊り明かせば
それも悪くないだろう

ああ 幕が下りた
音一つ消えた
ああ 幕が下りた
ここがスタートだった

They hurt me!
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