春始笑

淡い花びらが 渇く空に挨拶して
「もう、いいかい?」と
草木達も 合図する

窓を開ければ ベランダから
春風と共に
懐かしい香りの便りを運んで

会いたいと思う程に
会えないと苦しくなるの

でもどんなに遠く離れても
寂しくて潰れそうな時も
同じ空の下でこの唄を 口ずさむから

会えた時、笑顔を迎えにゆこう

君からもらった 手紙を何度も読み返す
「もう、いいよ。」って
文字の向こうで かくれんぼ

気づけば記憶が 芽吹くようで
雨の遊園地 赤い電車、触れた手 どれも懐かしくて

足りないと思う程に
曖昧の胸が痛むの

時には愚痴をこぼしたり
自分に嘘ついてへこんだり、
嫌になりそう。
でも誰かを こんなに愛せるなら

会えたこと、大事に生きていこう

心配しないで あと少しで
風光る頃に 春始笑 会えると信じて

会いたいと思う程に
会えないと 苦しくなるの
でもどんなに遠く離れても
寂しくて潰れそうな時も
同じ空の下でこの唄を 口ずさむから

会えた時、笑顔迎えにゆこう

会えた事、大事に生きていこう
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