涙の走馬灯

何度も、何度も、等間隔に並べた
あの嘘は、あの嘘は、涙で埋めた
何度も、何度も、冗談交じりに交わした
暮れゆく涙を今、握りしめてた

眠りづらい夜の訳はいつかの僕らが知っていました
青春の終電は闇に消えてふらふら歩いてる
行き先は決めずにいたはずなのになぜか今は帰り道を探していた
馬鹿げているよな。

焦げ付いている約束を今
捨てられずにいるから綻ぶ

何度も、何度も、等間隔に並べた
あの嘘は、あの嘘は、努力で埋めた
何度も、何度も、冗談交じりに交わした
朧げでいて確かな革命の約束

低迷した足取りは今を
鮮明に映し出した水面
肯定など到底出来ず
少しの傷の裾を掴んでた
見せる為の傷がほしいなら
空を仰ぐ事はあきらめな
行方知らず夢は彼方へ
滴る色、歩みで変わるだろう

不甲斐ない決意も及ばない涙も
いつかは自分を強くするなんてさ
月並みな言葉じゃ、足りないくらいには
踏み締めて生きてきたなら自分を託した自分を愛してよ

何度も、何度も、等間隔に並べた
あの嘘は、あの嘘は、涙で埋めた
何度も、何度も、冗談交じりに交わした
奇跡が霞む程の美しき足跡
消えない消えない消えない灯した火
揺れない揺れない揺れない決心の日々を
見えない見えない見えなかった夜を越え
いつかの事に、思い出に変えて
今までの嘘を愛して破り捨てたよ
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