碧い その水平の中で
鱗 芽吹かせ

冷えた 底の底まで
決して 泡を吐かずに

コンクリートに気を取られて
戻ろうとする あの日の僕に
すがりそうになる

それでも 飛び込む
いびつな世界でも
意味のない胸騒ぎも 忘れるくらいに
見えるもののその先へ

痛み 感じない体を得る怖さ
耐えられる?

それでも 泳ぐ
濁った世界でも
古ぼけた青写真は モザイク画になって
見えたもののその先へ

流線形の自分になるまで
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