夏の終わり

緩い風に 包まれた朝の
散歩道は 今日も同じ景色

雲が流れて 僕の気持ちは
満たされていく
昨日と同じように

空を駆ける 飛行機雲は
君の街まで 届いて消えた
さよならさ 夏の終わりは
遠い昔と 同じ匂いがした

通り雨に 振られたばかりの
濡れた髪で あてもなく歩く

君の笑顔が 風にふかれて
揺れる雨上がり
夕暮れの波間に

漂う雲の影は
何も言わずに 消えていくよ
さよならさ 夏の終わりは
君を連れて どこかへむかうよ

空を駆ける 飛行機雲は
君の街まで 届いて消えた
さよならさ 夏の終わりは
遠い昔と 同じ匂いがした
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