罪と罰

そもそも話の始まりは 腹が鳴くのをしずめたく
何かないかと考えた どうすりゃいいんだと考えた
東で駄目なら西ではどうかと
この世で駄目ならあの世へ行きたい
せっせせっせと積み上げた 階段はどこまで続く

積み上げられた階段 どこからか声が聞こえる
もし迷いがあるのなら 登らぬ方が身のためという
正直者は救われる 愚か者さえ報われる
遅かれ早かれ通る道 階段は橋へと続く

あの世に続き架かる橋 足元にかかりからむ霧
前にも後にも行けない とどまる事すら出来ない

長くかかりそうだ この橋を渡りきるまで
そう 迷いがあるかぎり いつまでも腹の虫が鳴く

犯ちはやがて罪となり 苦しみは過去の罰という
もし悔い改めるのなら 夜空の星になれるという
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