BALCONY

午前4時の窓辺
夜の粒を見てる
微かな気配が充ちてくる

雨のあとのにおい
海に降りたリボン
小さな命の声がする

いつかしら胸のどこかで
かなしみは星になるから

誰のものでもない空へ
この手ひろげ
夢の波間身をまかせて
もういちどふたりで

おぼえてる星のバルコニー
いつまでもいついつまでも

これはきみあれはあなたと
星をあつめ
ひとつまたひとつ夜空へ
もういちどありがとう
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