つめたい街

雨にぬれても 泣かないよ
君の言葉より やさしいから。

ぼくは歩いてる 無彩色の街を
冷たい君の言葉がまわる

こんな時こそ そばにいてほしいのに。
だれもいない。

君の立派な服はカビのにおい
ぼくのやぶれたシャツは
お日様のにおいがいつもするよ。

そんな言葉を言えるのは
いつも 僕の心の中でだけ。

雨にぬれても 泣かないよ。
君の言葉より やさしいから。

枯葉がぼくのあとをついてくるよ
カラカラと音をたてて 笑いながら。

こんな時こそそばにいてほしいのに。
だれもいない。

君より小さいなんて思っちゃいないさ
でもそんな君もいつか傷ついた小鳥なんだね。

そんな言葉を言えるのは
いつも ぼくの心の中でだけ。

今はねむりたい ボクのベッドで
やさしい雨が ぼくを包んでくれるよ。
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