レースと日向とマキアート

止まった秒針が昨日の
夢の途中さしたまま
意味ありげなそぶりで
寝ぼけた夜からの伝言?

ふわり、ひらりら
レースのダンス
窓辺でまぶしそうにしてる
あの花、今を包んでる

おはようとマキアート
ちょっぴりこぼれそうに注いで
雲をかきわけた先に
淡い甘い予感が
ぼんやりと泳いでる不安は
キャンディ・シュガー溶かして
混ざり合う今日の風と
ひそかに飛んでゆくから

もう あくびしてるみたいに
やわらかい綿毛のね、
絨毯の上 寝ころんで
時々大人のフリをする

たぶん、なかなか
悲しいことってさ
すぐにはなくならないから
束の間でするごほうび

おすみつきマキアート
ちょっぴりふくらんだ蕾を
見つけた時の感覚
淡い甘い期待が
嗅ぎ分けてきた日々は
誰にも見つからないところで
深い深い後味に
なってくからきっと、きっと

おやすみとマキアート
ちょっぴりこぼれそうな涙に
いつもより甘いアートを
いつも通りハートで

ふんわりと包んでく
この空のカーテン明日は
どんな色になるのかな
何が起こるのかな
ねぇ?
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