水色のくちぶえ

雨上がりの公園 噴水の向こう
濡れた髪の少女が ぽつりとたたずむ

ほほえみかける 澄んだ瞳は
ちいさな太陽
雨に打たれて 子犬を抱いた
やさしさがまぶしい

水色のくちぶえが そよ風を染める
それは遠い日の私 手を振る笑顔
いつか忘れかけてた ほんとのやさしさ
自分自身を 好きになれたら
きっとみえてくる

疑いや切なさを おぼえたときから
人を好きになるたび 臆病になるの

雲の切れ間に 涙のあとに
降りそそぐ陽差し
ほんのささいな 恋のつまずき
雨が消してくれた

心に虹のティアラ もう迷わないわ
あなたへダイヤルするの 素直な気持ち
耳もとにあたたかな あなたは青空
瞳とじれば かけがえのない
笑顔が聴こえる

水色のくちぶえが 陽差しにきらめく
もうすこしだけ 風に吹かれて
青空のほとり
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