カフネ

繋がれた夜の隅で 永遠を願っている
綺麗だ 蜃気楼 遠ざかる
静けさに満ちる海で 水色の月が映る
どうして 涙がこぼれそう

そっと 夜風が吹いて 痛みが解けたようだ
きっと 別れの合図 船を出そう

残された日々の中で 少しずつ時を刻む
何故 旅を続けるの?
臆病なあなたの瞳は 鈍色の月のようで
ああ 寂しくなるのさ

そっと 忘れたらいい テープを巻き戻して
きっと 迎えに行くよ 忘れた頃

今日もあなたのその優しさが報われますように
ひとり泣かないで 先は長いからね
浅い夢の中で 待ち合わせしよう
ずっとあなたが誰かと一緒に笑えていますように
季節の境目 何度も思い出すよ
ふたりの生活は きっと永遠になる
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