むくげの花

あふれる水の 行く先を
とめる事を出来ず どこまでも
人は あてなく 流れ 流れて
悲しみの海へゆく
むくげの 白い 花のように
はげしい 夏を 咲きとおして
散って ゆくなら それでもいいと
燃えつくるまで 咲いた
忘れるな 白い花よ 夏の想い出
さよならを くり返し 旅する時に

この胸に おいで 白い花よ
くらやみの中を 逃げてゆかずに
想いは 必ず 届いて ゆくさ
どんなに 遠くても
はげしい 愛の おろかさを
知りながら 人は 何も出来ない
思いのままに 流れ 流れて
いつかは たどりつく
忘れるな 白い花よ 夏の想い出
さよならを くり返し 旅する時に

忘れるな 白い花よ 夏の想い出
さよならを くり返し 旅する時に
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