月夜の出来事

そっと窓からぬけ出し私は駈けて行く
月の光がほのかに私をてらしてる
家のひとにおやすみをいった後
なぜか夢に誘われて目をさます

あのひとがひくギターきこえて来るようで
あのひとが歌ううたきこえて来るようで

私は裸足で駈けて行く
月夜にスカート花みたい

舟にもたれてあなたは一人で立っている
まるで約束していたみたいに待っている
きっと来ると思ってたとそういって
白いシャツをぬぎ捨てて駈けて来る

あのひとがひくギターやっぱり本当ね
あのひとが歌ううたやっぱり本当ね

私を抱きあげまわり出す
月夜にスタート花みたい
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