としごろ

陽に焼けた あなたの胸に
眼を閉じて もたれてみたい
潮風が 鼻をくすぐる
訳もなく 泣き出す私
あなたにすべてを 見せるのは
ちょっぴり恐くて 恥かしい
私が私でなくなるの
くちびるを やさしく噛んで
めざめてくる としごろよ

乱れてる あなたの髪を
やわらかく とかしてみたい
ふりそそぐ 陽ざしの中で
感じるの 大人を私
ふたりの間に 美しい
何かが生まれて 来るみたい
私が私でなくなるの
手のひらに 泪をためて
めざめてくる としごろよ
×