タンチョウの詩

雪の朝 お嫁に行った
ねえさんのすそもよう
そこには つるがいた
いつの日か 聞かせてくれた
かあさんの昔話
そこにも つるがいた

空にとけてしまいそうな 白い雲
そこからは何が見える 小さな私が見える
もしも声がとどくなら
私のあこがれもつれていって

空の彼方に消えそうな 白い雲
あなたの空はどこにあるの だれも知らない
もしも声がとどくなら
この空があるかぎり
いついつまでも はばたいてほしい
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