寒空

過ぎ去って行く街足取りも重く
いつもと違う空見上げぼやけてく

白いジャケット汚さない程度に
何気ない道も何かを誘う道になっていた

あつく差す月の光
宵越しに遠い君と出会ったような
街頭掠めだした隙間風を
深い呼吸で曇らせた終わりない夢の瀬で

不意に飛び込んだ光感じる眼差し
歩き出すたび出会う悲嘆に暮れて

澄んだ思いと反比例の音色
彷徨った僕をさらってく夜に身を任せて

あつく差す月の光
宵越しに遠い君と出会ったような
街頭掠め出した隙間風も
きっときっと寒空に乗って消えて行く

知りたかったこと知りたくなかったこと
この歌に乗せて何度も過去に語りかけるよ

あつく差す月の光
宵越しに遠い君と出会ったような
街頭掠め出した隙間風を深い呼吸で曇らせる
終わりない夢の続きに覚めるまで

あぁ寒空に消える
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