待ってないよ

待ってないよ
お似合いの2人だって
よく言われたんだよ
しょうもないことに
同じタイミングで笑って
君が私の全てだった

いつからだろう 会いたいって泣く日々も
10回過ぎれば 人って強いもので
耐性がつくんです
寂しさといっしょに
恋しさもなくなっていた

「まだ好きだよ。」
なんてちょっと嘘をついた
最後の優しさじゃないけど
想い出が傷つきませんように
待ってないよ 待ってないから
本当は会って話したかった
電話で終わるようなふたりじゃない
星空の下うずくまった
泣きたくて せつなくて
ほんとに、それだけ。

待ってたんだよ
約束したから今日は 忙しくても
会ったら元気になってくれるって信じてた
疲れた顔を見せないで

友達たちが 会いたいって泣く日々の
隙間埋めてくれて 君がいた場所も

狭くなっていくんです
寂しくなくなるんです
そろそろ言える、さよなら

「元気になったら遊ぼう」だなんて
嫌われないように必死だな
お互いに傷つきませんように

待ってないよ 待ってないから
かなしくならないように笑顔で
電話を切るまではがんばろう
星と一緒に流れたのは
両目からふたしずく
ほろりと、それだけ。

夜風が吹き抜ける夏のベランダ
泣きたいだけ

本当に好きだった君に最後
嫌われないように、最後。
キレイな想い出になるように
「好きだよ。」嘘をついた
本当は会って話したかった
電話で終わるようなふたりじゃない
星空の下うずくまった
泣きたくて せつなくて
ほんとに、それだけ。
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