残火

重ねるごとに薄れていくよ
今に囚われ明日を見れずに
目の前にある残酷でさえ
いつの間にか希望に変わる

忘れないよ忘れられんな
悲しい過去も楽しい過去も
この世界に流されぬように
今も轟く残り火がある

微かに微かに
見える光を辿れば
あの日あの時に交わした
約束の一つ一つだけ

あの日目の奥に映った衝撃も
あの言葉が動かした衝動も
なぁそうだろ人なんだろ
怖くて怯えてしまうもの

あなたが今生きている証明が
僕が生きてる事にならないか
じゃぁまた辿り着くまで
小さく希望燃やす 残火

研ぎ澄ましても聞こえない
花火打ち上がる時の声
放たれた後の残り火が
今も微かに一つだけ

あの日誰も居ない片隅で
いつもとは違う君を見たよ
嬉しくて嬉しくて
言葉に表せないものを

自分が負になることを拒んで
誰か違う人貶したりして
流されてる流れている
他人に時代に情報に

綺麗事で済ませたくなくて
今隣に居る大切な人へ
伝わればいい届けばいい
忘れちゃいけない誇らしい 残火

重ねるごとに薄れていくよ
今を生きる素晴らしさ
特別じゃない当たり前だと
守り抜くよ
命ある限り
命いる限り
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