Whiskey

君が置いていったウイスキー
ほろ苦くて喉の奥が燃えるように熱くなる

ひとつふたつ数えて
息を深く吸い込んで
蝋燭の火を消して
指を重ね体寄せ
足りない何か埋め合っても
タイムリミットのベルが鳴ったの

どんなに枕を濡らしたとしても意味なんてないのよ
それじゃいっそ君の好きな香りの中眠るの

君が置いていったウイスキー
ほろ苦くて喉の奥が燃えるように熱くなる
君が置いていったウイスキー
最後のKissによく似てる
胸の奥が熱くなる
もし二人少しだけ未来に
出会っていたなら今頃は隣に座って
グラス掲げウイスキー飲んで
少しだけ酔いしれて
甘い甘い渦に飲み込まれてたのかな

どんなに歳を重ねたってふと思い出してしまう気がする
この想いは色褪せない心に仕込んでおいて
熟成していつか美味しくなるのです
I mature it and make a tasty whiskey

君がいなくなった部屋で
季節外れの嵐
いつかどこかで会えても絶対
目は合わせないでいて声もかけずにすれ違って
胸の奥で手を振るだけ

君が置いていったウイスキー
ほろ苦くて喉の奥が燃えるように熱くなる
君が置いていったウイスキー
最初の夜によく似てる
体中が熱くなる
もし二人少しだけ素直に
心繋げれば今頃は隣に座って
君の好きなグラスパーかけて
例に違わずまだ酔いしれて
僕らは無敵だなんて勘違いしてるかな

だから今夜もウイスキー飲んで
淡い妄想に酔いしれて
甘い甘い夢を見られますように....
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