眠れよ、眠れ

ねむれよ、ねむれ あなたよ
だらだらだら垂れてくがまま 流れる脈波に
子守をされ眠ればいい

あたまの中にとどまる匂い
からからから乾いた夜を今、吸い上げてしずかに
絡まりだしては眠れない

夢を見たことはないわ
これからも見ることはないわ

体の中にとどまる血を
あなたへ捧げ転がりのたまったり どこかに
さまよいあって眠る

夢を見たことはないわ
外の景色も知らないわ
これからも見ることはないわ

ねむれよ、ねむれ あなたよ
だらだらだら垂れてくがまま 流れる脈波に
子守をされ眠ればいい
ねむれよ、ねむれよ 今に
流れる脈波に 子守をされ
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