紫苑

融けてく月が闇夜に
消えそうな星の心

手を差し伸べ
光と影、還してゆく 空へと

胸に残る孤独を今 映す涙の痕
朽ち果てても傷付いても 願い続けている

血塗られた記憶を なぞりながら
失われてた罪を再び背負う君の影
せめて償うために あの日のように
この手で君を壊してあげる
遺らず総てを

胸に手をあて祈りを捧げ続ける
空へと

血も涙も総てを今 映すこの瞳
私は独り傷付いても 刻み続けている

枯れ掛けたこの声 響かせてゆく
切り裂かれた傷を再び背負う君の影
せめて躊躇わないで あの日のように
この手で君を壊してあげる
遺らず総てを

胸に残る孤独を今 映す涙の痕
朽ち果てても傷付いても 見上げ続けている

血塗られた記憶を なぞりながら
失われてた罪を再び背負う君の影
せめて躊躇わないで あの日のように
この手は君に終幕を見せる
紫苑の裁きを

穢れた追憶と

壊れて逝く君を
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