夜空に沈む

よく澄んでいて今日も憂鬱だな
日頃の行いは悪くないはずだ

暗い闇の中慣れすぎている
それ自体が証明 碌なモノじゃないな

言い繕っても僕の居場所は
どうせ此処しかあるはずがない

冬の空と夜の空気 冷たさだけ馴染んでいく
あと少しで音が消える 取り残され沈むように

僕はと言えば
風も光も障害物と認識している

そんな価値観で生きてていいの?
なんて思った事くらいはあるさ

好きなわけじゃないはずだけど
どうせ誰かがやるしかないのさ

止まる呼吸 この瞬間に世界を掴み精緻を成す
あと少しで今日も終わる 一筋だけ痕を残す
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