裏切りについて

幸せになってもいいよ
満たされてしまっても
裏切ればいい、過去を不幸を
僕らは未来に赦された

変わっていく君を見ている
自由に羽ばたけるやっと
あの日のわたしが手を振って
きれいな光でつつんだ

忘られぬ記憶になることだけが分かってたんだ
後悔が影みたいに寄り添っては
わたしを捕らえ 離さない夜

試されてる?くだらないよ
僕らはあまりにちっぽけだ
世界は常に 裏切られたい だけさ

どこにも無いんだ 答えは
痛みと歩いていこう
裏切ればいい 愚かな自分を
癒えない渇きを道連れに

どこへだって行ける気がする
くだらない景色にだって
裏切った青空にて笑う
わたしは解かれたみたいだ

目に映るすべては鏡でしかなくて
あなたは私を映していた
わたしはあなたを映していた

憎しみの裏に愛が潜んだ
一枚のカード 表裏
ずっと隣にいなくてもいい
時がくれば、いずれ

仄かに香ったあの日に
戻れはしないんだよ
ドアを閉じる あなたの手つきを
今でも記憶でなぞっている

枯れない花はないって
心でようやく分かった
曖昧な朝日に手を振って
わたしは夜へと潜った

雲が引いていく
真っ青が目を焼いている
わたしだけの空がここにある
どこかで扉が開いた
音がした

幸せになってもいいよ
満たされてしまっても
裏切ればいい、過去を不幸を
僕らは未来に愛された

変わっていく君を見ている
自由に羽ばたけるやっと
あの日のわたしが手を振って
きれいな光でつつんだ
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