体中雨に濡れてた

体中雨に濡れてた
つまずけば立ち上がる力はなかった
朝なんて来ない気がした
街の灯りだけが 孤独を照らした

終わりのないことがないなんて
その時知らなかったよ

寂しさを紛らわすため
誰かそばに居てと居場所を探した
いつもいつも 傷ついたけど
どんなに裏切られても 一人よりはよかった

前なんて見ないようにした
届かない光に 目が眩むからね
傘さして歩いてみても
どこか嘘くさくて その手を離した

終わりのないことがないなんて
その時知らなかったよ

今日もまた歩き続けて
気がつけば小じわも気になり始めた
先なんて分からないけど
少なくとも今は「今を愛してる」

終わりのないことがないなんて
その時知らなかったよ
体中雨に濡れてた
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