眩暈
愛に触れる度に 指先が痛んだ
けれどまた僕らを 強くいざなう
夜の片隅には 恋が囁くだろう
誰にも知られずに 星を燃やす
時間の速さに 驚いてしまうのは
夢の中に時計を 置き忘れてきたから
眩暈がする程に 立ち上がれないくらいに
その眩しさにただ 心を奪われて
熱を醒ますような 帰り路の夕風は
何ひとつ 語らないけれど そっと笑った
ひとり またひとりが 人波に消えてく
吸い込まれるように 君も消えた
振り返る街は どこか違う姿で
誰もがその背中で さよならを告げていた
見当たらない言葉 想いが降りしきる雨
その幻にまた 近づいても 離れてゆく
すがり合うその手が 伝えようとするけれど
どれもみな 覚束ないから 空へ逃がした
けれどまた僕らを 強くいざなう
夜の片隅には 恋が囁くだろう
誰にも知られずに 星を燃やす
時間の速さに 驚いてしまうのは
夢の中に時計を 置き忘れてきたから
眩暈がする程に 立ち上がれないくらいに
その眩しさにただ 心を奪われて
熱を醒ますような 帰り路の夕風は
何ひとつ 語らないけれど そっと笑った
ひとり またひとりが 人波に消えてく
吸い込まれるように 君も消えた
振り返る街は どこか違う姿で
誰もがその背中で さよならを告げていた
見当たらない言葉 想いが降りしきる雨
その幻にまた 近づいても 離れてゆく
すがり合うその手が 伝えようとするけれど
どれもみな 覚束ないから 空へ逃がした
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