cheek&lip

チークアンドリップを
口づけして欲しい場所に
重ねてたあの頃
青みピンク色した夢だけ味わってた

マスカラだまにさせて泣いてた
私とは違うけど
イエベの肌にのせる色は何か
よくわからないな

面倒ごとは自分ごとで
なにもかもがせいいっぱいで
脱ぎ捨てたブラウスは
ちょっと疲れた匂いなのに
たった1人で生きていることは頼もしい

幸せそうでしょう?
あなたとかあなたとかに
愛されなかったとしても
チークアンドリップを手にのばせば
まだファイター 盛れる気がしてる

明日も同じメイクが
好きだとは思わないけど

会いたい人は決まっている
おいしいお茶を飲みたくなる
肌とネットのつながりじゃ
“代替できない”あの人も
変わり続けるこの街も
静かに栄養になる

幸せそうでいいの?
あなたにだけ見えるように
陽気に笑ってみせる
チークアンドリップを頬にのばせば
いろいろあるよねと呟いた

卵のパック空のまま冷やされて
“帰るだけの部屋”で息をして
水に流せばすぐに落ちる化粧
でもこれでいい

幸せそうだろう?
誰にも咎められないくらいの愛を
自分に持っている
チークアンドリップは素肌に近い色
今の私に一番似合う色
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