太陽と土と花水木

幸せなフリなんて できるタチじゃないのに
いつからか僕ら 楽しげな写真を撮るために苦しむ
文句は飛んでくるよ ライフルで狙い撃ち
よけたら済むのに 受け止めて痛む心は穴だらけだ

婆ちゃん僕できん、僕上手にできん。あの日から今でもそう。

ほころびに ほころびに やわい布を当てて
縫ってくれた世界に一つのパッチワーク

その花が咲く前に その花の過去がある
光水空気土 一つ欠けたらそこには咲いてない
吸って吐いて生きてる 意識などしなくても
君が吐いた息が 緑にとっての吸う息になってる
あげ足を取られても

繋がって 繋がって いるの意図せずとも
君を生んだ人が君じゃないのは明らか 花だけで花は咲かず

地面なき歩みも 転ばずの学びも 一つもない 一度もなかったね

ほころびに ほころびに やわい布を当てて
縫ってくれた世界に一つのパッチワーク
僕だけの傷と それを包んでくれた あの優しさ
×