遥かな人よ ~孝行編~

二層瓦(にそうがわら)の 養老駅に
滝を 訪ねる 人の声
語り継がれる 伝説に
父の 姿を 重ねては
いつまでも いつまでも
祈りは遥か

母の笑顔を 胸に灯(とも)して
冬の坂道 石畳
人生(たび)の途中の 馬籠宿(まごめじゅく)
思い新たに 夜明け前
どこまでも どこまでも
目指すは遥か

久瀬(くぜ)に いび川(がわ) 湯の華めぐり
下呂(げろ)に 白川(しらかわ) 新穂高(しんほたか)
生きる歓び 悲しみを
親の背中に 教えられ
離れても 離れても
絆は遥か

いつまでも いつまでも
祈りは遥か
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