上弦の月

混ざり合って並んだ 地下道の渦
まるで本物を隠されてるみたい
誰がどこにいるか 君の影も 見当たるはずもない
自分きえも見失いそうで

見て見ぬふりされるだけの
横たわる上弦の月 儚くて
溶けてゆくアイスのように
助けを必要としているのにね、きっと

同じように日は昇って沈むけど
こんなにもそれぞれの味が違うの
愛し続ける人 憎んだ人 すれ違った人
喉に刺さる涙飲み込んだ

目の前の道の先で
信号が点す色は 青になる
槍のような風を切って
答えは待っていても教えてくれないね、きっと

your name こんな愛し方しかできないけど
ねぇ、全力で
my name 何度でも呼び醒まし闘ってく

見て見ぬふりされるだけの
横たわる上弦の月 儚くて
溶けてゆくアイスのように
助けを必要としているのにね、きっと
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