cue.

「おめでとう」
誰もが素晴らしい事だと信じる
泣いている私も
きっと“そう”なんだろうと信じていた

程なく知ってしまうのは
等しく叶う願いはないこと
どうして生きていなくてもいい理由のほうが多いの

目を閉じて何が見えますか
鮮やかな世界の片隅で
ただ一人色を無くしたまま
俯くあなたがいました

「ありがとう」
二度目の命をくれて
あの頃と違う理由を数え
精一杯生きてるから

哀しみ避けて人はなお
順番を選ぶことはできない
変えられない苦しみがあるのなら私であって欲しい

二十億の音色を聞かせて
満ち足りる事などないけれど
ただ一つ約束をするから
あなたの後ろに列ぶと

誰かのために生きることが脆さでも
自分のために生きることが弱さでも
受け入れながら 抱えながら 歩く事は
強さと信じたい

目を閉じて何が見えますか
鮮やかな世界の片隅で
大切なものを見つけている
大人の私がいました

二十億の音色を聞かせて
満ち足りる事などないけれど
ただ一つ約束をするから
あなたの後ろに列ぶと

ずっと後ろに列ぶと
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