藍のハンケチ

生活の端 君の肩は落ち
少し小さくなる
飴が溶けたことも気づかない

窓の外法定速度で流れる町
人は小さくなる
やめて済めば
僕ら無敵になれたの

当たり前をずっと見せてたいけど
君といるとうまくいかなくなるよ
それもきっとうまくいくためだけど
人を愛して街を許してくには日々は
少ない

ポッケ探って裾をずって
君を髪が遮って
僕たちの永遠は
あんま頑丈じゃなかった

退屈は恥 僕ら朝を待ち
人と行き違う
マシな夢と並な朝が見たかった

公園の木 枯れたり深緑
電器屋さん透明みたく白い
大切なことばかり伝わらないのに
そんな美辞より詩より日々より
大事なのは
君ってわかってる

ほっぺ触って余った袖で
君が僕のハンケチね
僕たちの聖戦はそんな簡単じゃなかった

この街はそんな簡単じゃなかった
ねえ僕ら永遠じゃないかな

ほっぺ触って余った袖で
君が僕のハンケチね
僕達の聖戦は

ほっぺ拭って 自分の腕で
ずっと街を遮って

そんな簡単じゃなかった
そんな永遠はないかな
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