篝火

「世の中結果が全てさ」
成功者は皆言う
埃にまみれた夢半ばの
言い返す言葉もない負け犬が
吠える意味も見失って
気付けば燻ったままの心
なぁ 別れた仲間は
今もちゃんと笑ってるの?

消えていく蝉時雨
時代は移ろいで
足掻いてはまだ遠くて
この手を汚しては 一人泣いた

夢見ては 疑って塞いで
誰も居ないとただ嘆いた
諦める理由を 正当な理由を
探しては 振り払う
鳴り止まない鼓動がまだうるさいんだ
胸でずっと響く歌

愛想尽き離れていき
残ったものは数えるほど
何が正しいかなんてわからないけど
未だ在る燈 強く光る

現状へ来て想う事
「結果が全て」それもわかるが
一度の勝敗だけで人生決まってちゃ
味気ないだろ

祭りの後の篝火が消えなくて

突き上げたその手の先が
今はまだ暗闇だろうと
諦めなくたっていい
遠回りしたっていい
その闇は 暗闇の理由は
いつの日か輝いた時わかるだろう

まだ僕は歌うから

胸でずっと響く歌
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