波止場

港の酒場のカウンターに
ひじをついて眠る お前は誰?

人生のボトルを傾けて
最後の命まで飲み干すようだね

よければ俺の部屋に来ないか
何もないけど窓からは

夜明けの海が見渡せる
錆びた心抱きあえばいいさ

今夜は気分が乗らないなら
俺の胸を枕がわりに眠りな

よければ俺の部屋に来ないか
胸につかえた哀しみも

人に話せば楽になる
旧いラジオひかえ目にかけて

嫌なら無理に誘わないけど
俺もひとりぼっち熱い夜だから
夜だから
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