待ってる間

ソファに寝転んで君のこと思い出してた
くしゃっと笑う顔 薄めの味噌汁の味
録画のドラマみて早々に君は泣いてて
気づかないふりしてその手をそっと握った

冗談が好きな僕と呆れてそれを流す君
その時間が好きだったな

あのまま続いていたらどんな今だったかな
どうしてこんなこと考えているんだろう
納得して忘れて過ごしてたのに
ほんとにバカだな

2人でいる時間(とき)が当たり前になっていく度に
君が送るサインにも気づけなくなった

核心に触れもせずにおどけてそれを流す僕
向き合うのが怖かったんだ

あの夜悲しそうな声で僕を呼んだね
「わかった」と強がりの笑顔でそう返した
このままじゃいられないことなんて
とっくに知ってた

あのまま続いていてもきっと繰り返すだろう
だからさ綺麗に香るあの日にさよなら
柄にもなくカッコつけるなんてさ
ほんとにバカだな
さぁシャツを干さなきゃ
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