受話器越しの君の声が いつもより寂しそうに途切れた
苛立ちはすぐ悲しみに 胸の奥 自分を責める
君が勝手に家に置いてった 出窓の鉢植えに水をやりながら
本当はもっと伝えなくちゃいけない思いを 言葉を 探している

君がこの世界に 咲いている花なら 僕はその種を 包む土になろう
どんな雨の日も どんな風の日も
僕はここにいて その種を守る

傷つけたくなんてないのに 素直になれないままで
強く手を振り払っては 背を向けてうつむいている
行き場なくした両手を ポケットに押し込むと 何かに気づいた
とても小さな とても小さな種が一つ そっとそこにあった

君とこの世界で 巡り会えた事 これ以上の意味は きっと要らないから
ずっとここにいてよ ずっとここにいるよ この愛の種を 守り続けよう

一日一日 ほんのちょっとずつ ゆっくりと水をあげて
小さくてもいいさ いつか僕らだけの花が 咲くことを待ってる

君がこの世界に 咲いている花なら 僕はその種を 包む土になろう
どんな雨の日も どんな風の日も
僕はここにいてその種を守る
君とこの世界で 巡り会えた事 これ以上の意味は きっと要らないから
ずっとここにいてよ ずっとここにいるよ この愛の種を 守り続けよう
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