かげろう橋

かげろう燃え立つ 橋の上
あなたが消えてく 伸ばした指先 すり抜けて
別れが来る日に おびえてた
人目忍ぶ恋だから
つかのま咲いて 春が
花散るように 逝(ゆ)くの
愛を もう一度

出逢いに心が ゆらめいて
ほのかな眩暈(めまい)に ガラスの理屈が 砕(くだ)けたの
人肌ぬくもり あたたかさ
それが生きる証(あかし)だと
戻ってきてと 声が
まぶしい橋に ゆれる
愛の はかなさに

あの日が夢でも まことでも
あなたを愛して 女のしあわせ 知りました
ゆらゆら未練が 立ち上がる
日傘さした橋の上
つかのま咲いて 春が
花散るように 逝(ゆ)くの
愛を もう一度
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