笑顔

鏡に映るのは本当に私なの
希望だとか絶望だとか持ってた気もするけれど
満員電車に乗って毎日が過ぎてゆく
薄笑みで誤摩化して慣れてしまったみたい

憧れていたような大人になれない
ずっと探しているけれど見つからない
魔法をかけてこの世界を少しだけ
逃げ出したいなんてテレビをつけた

画面に映るのは本当に私なの
才能だとか努力だとか語られたくないから
恵まれてるなんて何を知っているの
微笑みを絶やさないどんなことがあっても

憧れていたような大人になれない
ずっと探しているけれど見つからない
魔法をかけてこの世界で少しだけ
夢を見たいなんてテレビを消した

彼方の貴方が私に語りかけることはない
青ぢろい液晶に名前が灯る
また笑っているの 笑っているの

憧れていたような大人になれない
ずっと探しているけれど見つからない
魔法をかけてこの世界に少しだけ
魔法をかけて
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