秋桜の街

秋桜 揺れるこの街で
小さな暮らし 始まりました
何で 私を選んだの
悲しい昔があってもいいの
線路づたいの 帰り道
白くなるまで 手をつなぐ
何があっても あなたとふたり
何があっても 寄り添いながら

冷たい雨も いいものと
肩寄せあって 熱燗二本
何で 私を選んだの
哀しい瞳(め)をした女でいいの
バラが似合うと 抱きしめた
切ないほどに 好きな人
何があっても あなたとふたり
何があっても あなたとふたり
秋桜の街で
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