はるかの陽は昇る

はじめから 道などなく
人生はただ 荒れ地が続く
泣きながら 生まれた日を
悔やまぬように 涙をこらえ
人が儚い灯火(ともしび)だって
ひとりひとつに燃えるもの
心 託して 行くのなら
あゝはるかの陽は昇る
未だ道半ば
生きてこそ 夢よ
最果てはここじゃない

すれ違う 名もなき花
幸せはなぜ 縁(えにし)を迷う
抱きしめる 強さだけじゃ
守りきれない 明日もあるが
時にこの世が 残り火だって
一期一会を照らすもの
先を 信じて 行くのなら
あゝはるかの陽は昇る
未だ道半ば
生きてこそ 愛よ
慰めはいまじゃない

未だ道半ば
生きてこそ 夢よ
最果てはここじゃない
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