木津川

年月を数えるの やめました
過ぎた日が この胸に痛いから
妹は倖せに
あの人は倖せに してるかな
木津川の流れの あの日のように

(木津の難波の橋の下
橋の下には 鴎が居るよ)

郷里の やさしさも 気付かずに
あの頃は 夢だけを追っていた
暖かさいつまでも
あの人がうちのこと 忘れても
木津川の流れは 忘れはしない

(鴎取りたや 網欲しや
網がゆらゆら 由良之助)

爺ちゃんと婆ちゃんは達者かな
無理せずに 居て欲しい年やから
手紙を出しそびれ
返事がとぎれても とぎれても
木津川の流れは 変わりはしない
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