哀愁夜霧

卑怯(ひきょう)だったね 傷つけたよね
悔やんでみたって 遅いのに
せめて せめて もいちど逢いたい…
夜霧に車を 走らせて
思い出してる あの夜(よ)の別れ

俺の故郷へ 二人で行こう
約束したのに 破ったね
すべて すべて 夜霧が見ていた…
無理して微笑む 寂しげな
そんなおまえを 忘れはしない

霧が哭(な)かせる 男の胸を
倖せだったら それでいい
いつか いつか 季節は巡るよ…
おまえはおまえの 道を行(ゆ)け
濡れた睫毛(まつげ)が 夜霧に浮かぶ
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