28

風に吹かれている
木々を見つめても
踊り方を忘れた
足は淋しいだけ

夜明け前の静けさは
あなただけのもの
揺れていても
離れても
世界はそこにある
どこへも行かないと
待ってる 光の中で

煙る枝に透ける
空の移ろいは
冷える時を溶かし
指先を温める

夜明け前の静けさは
あなただけのもの
揺れていても
離れても
世界はそこにある
どこへも行かないと
待ってる 光の中で
×